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利用すると料金発生!? 海外の救急車事情とは

利用すると料金発生!? 海外の救急車事情とは

海外旅行中、いつ事故に遭ったり、病気になったりするかわかりません。
時と場合によっては海外で救急車が必要になり、自分が搬送されることもあれば、誰かのために救急車を呼ぶことになる可能性だってあります。
しかし海外の救急車のシステムなどは日本とは違うため、注意が必要です。
ここでは、海外の救急車事情についてご紹介します。

アメリカの救急事情

アメリカでの救急車の番号は「911」です。
知っている方も多いかもしれませんが、アメリカでは救急車は有料です。
都市によって金額が異なりますが、およそ300~500ドルの料金が発生します。
さらに、救急車の中で受ける応急手当にも医療費が発生します。病院での治療費は別として計算されるので注意が必要です。

≪日本円で換算した時の地域別費用≫
ホノルル:約5万1780円~6万7980円
ロサンゼルス:約4万5900円
ニューヨーク:約2万7000円

ニューヨークでは官営と民営の救急車があります。民営の救急車では、治療を受ける病院を希望できる場合があります。民営の救急車以外で、病院を指定するには希望する病院に連絡して救急車を呼ぶか、地域のタクシーを利用するかのどちらかになります。
救急車を呼んだ場合、基本料金は約2万5000円で1マイルごとに600円加算されていきます。

≪アメリカで盲腸になったらどうなる?≫
アメリカで盲腸の手術をして病院に2泊した場合、治療費は200万円以上にも上ります。
病室が高額であったりすると、500万円かかることもあるようです。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する場合は、いくらまで補償されているかを前もって確認しておきましょう。

その他の国の救急車事情

他の国の救急車の番号と費用をご紹介します。

・カナダ
救急車を呼ぶ際は911に電話をかけます。この番号は消防と警察にもつながる共通の番号です。電話したら救急を要する旨を伝えましょう。
地域によって金額がことなりますが、救急車を利用した際には料金が発生します。
バンクーバーでは580カナダドル(4万5300円)。トロントでは240カナダドル(3万3600円)かかります。

・イギリス
救急車を呼ぶ際は、999に電話を掛けます。これは警察にもつながる共通の番号のため、救急であることを伝えましょう。
イギリスには民営の救急車はなく官営のみで病院を指定することはできません。
救急車を呼ぶ際に料金は発生しません。

・ブラジル
サンパウロで救急車を呼ぶときは、192に電話をします。市のサービス(無料)で最寄りの私立病院に運ばれます。
サンパウロ以外では、1530に電話を掛けます。この場合は州立の救急サービスが対応してくれます。料金は無料です。

・オーストリア
ウィーンでは医療サービスがさまざまあり、充実しています。
官営の救急車を利用する場合は、144に電話をかけます。救急車を利用した場合、病院の指定はできません。
ウィーン市内であれば580ユーロ(約6万7千円)、病院に入院して手術を受けた場合は一晩でおよそ1000ユーロ(約11万5千円)かかると言われています。
主に現金のみでしか支払いできないため注意が必要です。病院によっては後日銀行振り込みとなる場合もあります。
また「緊急医」という医師が往診してくれる制度もあります。141に電話をかければ、対応してくれますよ。平日は19時から7時、週末の場合24時間応対可能です。
緊急医は海外旅行保険が利用可能です。

・フランス
フランスで救急車を呼ぶときは、15に電話をかけます。救急車には医師が同乗しているため、緊急に治療が必要な場合でも安心です。
フランスでは救急車を利用した場合、基本料金として約60ユーロ(約6900円)に走行料金(1㎞あたり2ユーロ(約230円))が加算されていきます。

利用すると料金発生!? 海外の救急車事情とは

救急車が有料な国は他にもさまざまあります。また、場合によって加算されるケースも珍しくありません。あとになって、医療費や支払い方法に関して不安を残さないためにも、渡航先の救急医療の情報をしっかり調べておくことが大切です。
また、消防や警察と共通の回線を使っていることもあります。利用する際は、目的と自分のいる場所が言えるように、メモを用意しておきましょう。

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