【海外旅行準備ガイド】飛行機の乗り継ぎの注意点
海外旅行に飛行機で行くことを検討されている方にとって、不安になるのが「乗り継ぎ」です。他国語で書かれた案内や掲示板に囲まれた知らない空港で、目的の飛行機を探すのは難しいことのように感じるかもしれません。
今回は、乗り継ぎに関する情報をまとめました。預けた荷物や搭乗券のことから、乗り継ぎの流れ・乗り継ぎ便に間に合わない時の対処法などをお届けします。
預けた荷物や搭乗券はどうなる?
初めて乗り継ぎ便を利用される方に注意して頂きたいのが、荷物を受け取る場所です。乗り継ぎを行う際に、荷物を乗り継ぎ地点で一度受け取るのか、最終目的地で受け取るのかが決まっています。初めて海外旅行に行かれる方は、このルールを知らずにロストバゲージしがちです。
日本の空港でチェックインを行うと、たいていの場合は最終目的地まで運んでくれます。ただ心配でしたら、チェックインの際に荷物を受け取る場所の確認をしましょう。乗り継ぎの際に荷物のピックアップが必要な場合は、乗り継ぎの手続きを行っている際にアナウンスしてくれるはずです。また荷物に付けられるタグにも受取場所が記載されていますので確認されると良いでしょう。
搭乗券に関しては、日本から乗った飛行機と同じ航空会社の場合は日本でチェックインする時に乗り継ぎ便の搭乗券も含めて発行されます。ただ航空会社によっては、乗り継ぎ地点の「Transfer Counter(乗り継ぎ案内)」で改めて発券されることもありますので注意が必要です。
乗り継ぎ時の動きと流れ
日本からの飛行機を降りて乗り継ぐ際、たいていの場合は1時間程度の余裕があります。運行状況などによって、時間が前後することはもちろん覚悟しておいてください。あらかじめ次に乗る飛行機が「国際線」か「国内線」かを確認しておき、到着後すぐに動けるようにしておきましょう。海外での乗り継ぎでは「国際線」と「国内線」によって、その後の流れが異なります。以下のような手順を参考になさってください。
■国際線⇒国際線
日本からの飛行機を降りた後、次に乗るのも国際線だったら乗り継ぎを意味する「Transfer」か「flight connection」、そして国際線ターミナルを表す「International」と案内された場所を目指します。また国際線の場合は、セキュリティチェックを再度受けることになります。
■国際線⇒国内線
最初に乗った飛行機を降りた後に、国内線に乗り継ぐ場合は「Immigration(入国審査)」に向かってください。その後に荷物の受け取りや搭乗券の発行・税関を通って入国します。入国が完了したら「domestic(国内線ターミナル)」を目指して乗り継ぎ便を探しましょう。
【入国審査】
入国審査では、係員に英語でいろいろと質問されます。あまり英語が得意ではないと言う方はあらかじめ想定される質問に対する回答を準備されておいてはいかがでしょうか。入国審査時に想定される質問は以下の通りです。
・滞在期間
・滞在場所(詳しく聞かれた時のためにホテル名などを調べる)
・訪問の目的
・最終目的地(最後に到着する場所)
・職業
などです。
乗り継ぎ便に間に合わない場合は?
乗り継ぎの際に一番気になるところは、乗り継ぎ便に間に合うかどうかということではないでしょうか。
前述した通り、飛行機が到着した後は乗り継ぎ便が出発するまで約1時間の猶予があります。乗り継ぎ地点では案内カウンターに人が混雑する可能性が高いです。そこで時間を浪費するよりも、事前にガイドブックや空港の公式サイトを参考にして空港内の動きを把握されることをオススメします。
ですが、そうした工夫を施しても乗り継ぎ便に間に合わないという状況は発生します。特に遅延の理由として多いのが、自分の搭乗している便が遅れて次の便に間に合わないというものです。そうした時、飛行機の降り口付近に案内役が待機していることが多いです。その方が案内している行き先が自身の目的地と同じだった場合は話しかけて、案内してもらいましょう。案内役が見つからなかった場合はカスタマーデスクに向かってください。すぐに代わりの便を手配してくれるはずです。
現在では海外に飛行機で渡る際、直行便よりも乗り継ぎ便のほうが多くなっています。そのため、海外旅行に行く際には乗り継ぎ便を利用される可能性も高いです。今回紹介した乗り継ぎの際の注意点を把握した上で、海外旅行を快適なものにしてください。